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  代表 猪田孝介


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物件価格が200万円以下の場合

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物件価格×4.20%+21,000円

物件価格が400万円を超える場合

物件価格×3.15%+63,000円


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これから伊豆で「田舎暮らし」をしようと考えられている、現在は都会にお暮らしの皆さんに、田舎暮らしの基礎知識をご披露します。一応、お話の対象者はこれから定年を迎えられ、悠々自適になられるご夫婦と仮定しますが、若い田舎志向の方もご参考に。



伊豆市だるま山高原レストハウスから見た内浦湾と富士山

伊豆半島はそれほど広いわけではありません。車で一周するとおよそ4時間。半島北寄り中央の田方平野を除けば、地形的には利用困難な急峻な山地がほとんどで、わずかに海岸沿いに平地が点在し、そこに集落があるという感じです。土地の利用からみれば房総半島と比べればかなり厳しい環境です。

しかしそれゆえの魅力もあるわけで、これは言葉では表し難い雰囲気と言えるものでしょう。
伊豆半島は大きく分けて東伊豆、南伊豆、西伊豆、中伊豆に分けられ、それぞれに違いがあります。

熱海や伊東を含む東伊豆は電車も通り、今さら紹介するまでも無い開けたリゾート地というのが相応しいでしょう。もちろん伊東を過ぎた先には田舎の空気も十分にあります。

南伊豆は伊豆半島の中でも首都圏から最も遠く不便ですが、また最も手付かずの自然がたっぷり残されているところです。田舎度は伊豆の中では1番です。

西伊豆は車を使えば南伊豆よりは首都圏から近いのですが、田舎度は南伊豆と双璧でしょう。なんと言っても駿河湾の向こうに望む富士山が印象的で、この地域にも根強いファンがあります。

中伊豆はその中心を伊豆を代表する狩野川が流れ、落ち合う小河川を含めたその流域は伊豆の他の地域とは趣を異にし、田園風景が特徴的な落ち着けるところです。



申し遅れましたがこの講座の講師をつとめさせていただく「あおぞら不動産」の猪田孝介です。どうぞよろしくお願いいたします。私の経歴については事業者紹介でご覧ください。

一言に田舎暮らしと申しましても、この言葉の持つ意味は皆さんお一人お一人違うわけですから、誰にでも「なるほど」 といっていただける話はむずかしいのですが、その点まずご容赦を願って、お話を始めさせていただきます。

常識のウソ、と言うのも少々はばかられるのですが、なによりもまず初めに申し上げなければいけないことがあります。

夢を摘むようで恐縮ですが、田舎暮らしを始めるにはお金がかかります。日々の田舎での暮らしには使いたくても使えないような傾向もありますから、そんなに心配は要りませんが、初めの不動産にはどうしてもお金がかかります。

近頃は賃貸で田舎暮らしを望まれる方も少なくありません。これはある種の理想だと思います。それができるなら、もっと多くの人が田舎暮らしを試してみることができますね。ところが、これがなかなか難しいのです。

お借りになられる方は「ちゃんと約束を守るんだから・・・」とお思いでしょうが、お貸しになられる方の気持ちからすると「居座られてとられてしまうのでは・・・」という気持ちがぬぐえないのです。ですから、実際には賃貸で田舎暮らしというのは難しいです。

さて、清水の舞台から飛び降りて不動産を購入してまで田舎暮らしをするのか否か。相当に迷われるところでしょう。数え上げればきりが無い位に不安がいっぱい、という方が多いのだと思います。

私どもにコンタクトをとられる方の場合には迷いや悩みが無いということではなく、既にその一線を乗り越えて具体的なご希望をお伝えくださるものと理解しています。  
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とにかくやるんだぁー、行くのーっ、という踏ん切りがつかないことには、いつまでたっても物件探し、ということになってしまいますね。そして行き着く先が、やーめたっ、となってしまいます。やはり田舎に行って何をするのか、具体的な希望や計画が無いと、ただ何となくでは足を踏み出し難いのは当然です。

自然が嫌いで田舎暮らしを望む人はいらっしゃらないと思いますが、田舎にある自然とどう付き合うのか。田舎はクリエイティブな世界です。働きかけなくても何かを○○○くれるのも自然ですが、働きかけて付き合うことで、もっと深いかかわりが生まれます。

それが園芸や菜園や山仕事、そして釣りやダイビング等のアウトドアライフだと思います。

たとえば直径1mmの種から30cmの大根ができるのには、理屈ぬきに感動します。また岸壁や波止場で手軽に釣れる釣りたての小魚がこんなにも美味しいものと知ること・・・等々。

この感動が人を変え、地球を救うことにつながる、なんて言い過ぎでしょうか。そんなに短絡的に表れることがないとしても、どこかでそんな芽が生まれるのではないでしょうか。私、個人的には田舎暮らしにそんな意味合いがあれば素晴らしいと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、本論に入りましょう。

伊豆で田舎暮らしをすることを考えたとき、その居住地を不動産的に分類すると、

1.別荘分譲地内
2.分譲地外既存集落内
3.分譲地外既存集落外    に大別されます

そのどこに居を構えるかは人次第です。多くの方は不動産探しをされる際には既におぼろげながら、あるいは明確に決めておられます。ここが決まっていないことには探し始めることが難しいですね。


お決まりでない方の参考に、その違いを下の表にまとめてみます。(マンションは除外)


分類 別荘分譲地 分譲地外既存集落内 分譲地外既存集落外
お手軽度

高い

インフラ整備済。みんなよそ者だから、付き合うも良し、孤高を行くも良し。

低い

インフラ整備済。どっぷり浸かれば意外に大切にされて、住み心地が良いかも。

低い

インフラの整備に苦労する場合が多い。お金さえかければ解決可能の場合も。
生活自由度 生活に制約が有る。 協調性が必要。 究極の自由人。
生活コスト 管理費等のコストは高め。後はお付き合い次第。 安いことが多いが、冠婚葬祭まで付き合えば高くなる。 ケースバイケースだが、高い場合も多い。
向く人のタイプ 自然も人も好き 人間大好き 自然大好き
土地価格 いろいろ 単価は高め 単価は安め
物件数 多い 少ない 少ない


別荘分譲地 ・・・ リゾート型


何よりも、どう考えてもこの選択が多くの人には一番現実的です。すべての面で無理がありません。ここで満足されるなら、田舎暮らしのスタートはすぐそこです。ましてや中古の戸建を買って、となれば明日からでも始められます。

ただし、別荘分譲地にもいろいろありますから、その選択を誤るととんでもないことになります。立地や、そこからくる`どんな暮らしになるのか`と言う点は十分にお考えになられたほうが良いですね。簡単に始められるだけに、うっかり、もありえます。

また分譲地にはたいてい決まりごとがあります。お互いが迷惑をかけないように遠慮しあって暮らす、という都会型の暮らしが基本になると思われれば当たらずとも遠からずです。その中で、人とのかかわりも自らが決められるというのは、都市から移住される方には住みやすく感じられる方が多いでしょう。


分譲地外既存集落内 ・・・ 田園型

いわゆる街の住宅地ではなく、農村集落を想定します。

伊豆には農村集落も沢山ありますが、農的な暮らしを目指される方の中で伊豆に向かう方は多くありません。このような方はどうも北思考の方が多いようですね。でも本当は北へ行けば半年は冬篭りで、年間を通して外で活動することができません。

伊豆南部は鹿児島県南部や高知県南部に近い暖かさですから、首都圏近郊ではかなり魅力的な場所です。

ただし伊豆半島の南西端までは時間距離で東京から4時間位かかりますので、かなり遠いところとも言えます。そこまで行かなくても、伊豆の畑で冬は雪の下というところはありません。


とは言うものの、伊豆で本格的な農業生活を考えると、たいていは不動産で行き詰ります。伊豆に限らず全国共通の問題として農地の売買には大きな制約があること。その上東北などと比べると相当地価が高く、また物件も少ない、といった問題がありますから容易ではありません。

このような物件は正規の免許を受けた不動産業者が扱うことは少なく、ブローカー的な人たちの手を通じて取引が行われるケースも多いので、当然のごとく「仮登記」の売買になったりします。その危険な意味を承知の上で取引されるのであればとやかく言う筋合いではありませんが、将来に悔いが残ることを考えれば、決してお薦めできるものではありません。

菜園程度の面積であれば、現況農地でも農地法5条の転用許可で最大500uの売買が可能になる場合は多くありますから、このあたりが現実的ですね。

それ以上の規模になると、本格的に新規就農しない限りは、残念ながら農地法や農振法が現実離れした形で残っている現在は、正規の売買はできません。

参考までに、農地は売買だけでなく貸借も同様に原則禁止です。


農地としての法的制約のほかに、都市近郊農地の場合には都市計画法で市街化調整区域に指定されている可能性があります。この場合には原則として建築はできません。色々な例外規定がありますが、容易ではないと言うにとどめます。

そのような艱難辛苦を乗り越えて、晴れて農村集落に居住するとどうなるか。

言うまでも無く農業集落は地域共同体的な色彩が強く、協調性を求められます。これは現代から見れば不合理なことも多いのですが、過去に農業で生きてきた必要が生んだスタイルであることも基にありますから、あながち否定もできません。

この協調を無理しなければできない、という人はこのような所で生きていくには向かないと思われた方が良いでしょう。そのような方が新たに集落に加わることは、お互いの幸せになりません。

高齢化がすすんでいることは伊豆でも他の地方でも同じですが、人口が減って限界に達したいわゆる限界集落は伊豆にはほとんど無いので、理屈ぬきに歓迎されるということはありません。


分譲地外既存集落外 ・・・ 森林開拓型


いわゆる未利用の土地に暮らし始める、というスタイルがこれです。伊豆半島を上空から見れば、絶対数は少ないもののいたるところにこのような家があります。あんなところでどうやって暮らしているんだろう、と思われるような所に。

人間はそもそもわがままな動物ですから自由気ままに暮らしたいという願望があります。ところが一人では生きていけないのもまた人間です。

いわゆる現役世代、つまり稼がなければならない年代には、我慢を重ねて、自分を殺して生きなければならないのが今の世の中でしょう。ほとんどの人は。


リタイアした後まで周囲に気遣い、何かに縛られて生きるなんぞ真っ平御免、と思う人はこの形を目指すのが自然です。

もちろん無理に仙人になる必要はなく、自分の要求に応じて街へ出て人と交わることもできますし、気の合う人を誰はばかることなく招くこともできます。


この森林は当然山林でも良い訳で、もっと言えば原野でも何でもかまいません。平地ならいろいろと都合の良いこともあるのですが、そんな所は実際にはほとんどありえないので、現実はまず傾斜のある山林に落ち着くでしょう。

ここに新たにインフラを整備して人が暮らせるようにしよう、ということです。
これがなかなかに大変な仕事です。

まずは。車道か人道かでレベルがかなり違います。舗装の車道を望むのは極めて困難。何とか車がたどり着ければ、程度でないと話が始まりません。

次は。生活するには水が必要です。もちろん既存の水道が引ければ少々の出費には目をつぶって引くのが常道です。

これが引けなければ沢水の利用。浄化の方法はあります。けれども都合よく1年中沢に水があるとは限りません。天水の利用も選択肢には加えても良いでしょう。

安心して利用するには井戸が望まれます。掘っても出るかどうか分からない削井工事は一種のバクチ。けれども水が無ければ生きていけないのですから、どうしても捨てきれない魅力の有る土地ならば、掘ってみるしかありません。


そして電気。都会暮らしの人からみれば、電気??。特別の電気が要るんですか、と問われそうですね。都会では電気の来ていない所なんて無いでしょうから、そう思われるのも無理もありません。

ところが田舎の未利用地には電気は来ていません。だから未利用地なのです。電力会社が無料で引いてくれる距離には制限がありますが、それにもまして途中の電柱が建てられるかどうかですべてが決まります。必ず引けるとは限らないんです。


これらのインフラ整備ができるかどうかが決めてですが、他にも法令制限を心配しなければなりません。田園の場合には農地法と調整区域がネックになるのは先述のとおりですが、山林にも同様の森林法と調整区域の制約があります。地域森林計画対象森林の場合には伐採に制約が設けられているので、これをもって建築規制が行われています。

このほかにも伊豆の場合には自然公園法や文化財保護法、風致地区等々諸々の規制があります。逆に言えば、それだけ守られているからこそ魅力ある自然が残されているのです。その自然の中に超然と暮らすのは一種、究極の贅沢と思うのは変人でしょうか。


大きく3つのスタイルに分けてご紹介しましたが、いずれにせよご自分の気持ちに忠実に夢を描き、それになるだけ近い姿を実現したいですね。そのお手伝いをさせていただくのが あおぞら不動産 です。伊豆の自然と地域特性を広く知り、お客様のご希望に適切な助言ができるとともに、夢の実現のお手伝いが不動産面から可能です。

一般の不動産業者は結果の早く出る「リゾート型」を得意としています。というより他の「田園型」や「森林開拓型」は能力的に困難なところが多いのですが、あおぞら不動産はどの形にも対応ができます。「リゾート型」以外は物件も少なく、なかなかご希望に即応するのが難しいのですが、夢を諦めずに !!



いろいろ申し上げてきましたが、蛇足の補足を終わりに一言。

リタイア後の居住や利用を考える際の伊豆のメリットを端的に申し上げます。それは暖かいこと、です。


若き日に信州で暮らした私の経験から言えば、若い時ならいざ知らず年をとってから初めて寒い地方に、ましてや雪の深い地方に暮らすなど、冒険の域を超えています。憧れは満足させられても寿命が縮みます。

もしどうしても寒い地方での田舎暮らしをお考えなら、冬に不動産探しをされることをお勧めします。それでも、なら貴方は数少ない大丈夫な人ですから。

不動産は気に入った物を買うのも難しいですが、思い通りに売るのはその何倍も難しいのです。
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